オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語(国立西洋美術館)
今回は、「印象派 室内をめぐる物語」展へ。室内をテーマに、印象派の画家たちが生活の情景を描いた絵画が並びます。様々な形の光が描写され、穏やかな温もりを感じる空間が待っていました。
今回の記事は、本展は終了してしまっていますが、感想の投稿ができていなかったため振り返りとして書きました。紹介する作品はまた観たいと思えるような素晴らしいものだったので、いつかまた観るときのために書き残しておきます。
今回の主役:[アパルトマンの一隅・クロード・モネ]について

作家名: クロード・モネ
制作年: 1875年
技法: 油彩 / カンヴァス
所蔵:オルセー美術館、パリ
クロード・モネ『アパルトマンの一隅』(1875年)
出典:Wikimedia Commons / Google Art Project
Claude Monet , A Corner of the Apartment , 1875. Musée d’Orsay. Image via Wikimedia Commos / Google Art Project
私が感じた「美」のポイント
- 奥行きが生む空間
実際に部屋の前に立っていて、手前から奥の部屋を覗いているかのように感じる構図です。この明暗の差が自分もその場にいるような没入感を生んでいます。
さらに、左右に大きく描かれている観葉植物により、この切り取った視点のような見え方に繋がっていると感じます。
- 光と深い影が描かれたコントラスト
印象的だったのは、作品中心に描かれた室内奥の様子。差し込んだ光が床を照らしていますが、この穏やかで静謐な深い青色にとても惹かれました。一見暗い印象でしたが、手前のグリーンの色味もあり、親しみのある雰囲気が感じられます。
よく観ると、グリーンの葉や床の模様が、光に反応して細やかに異なる鮮やかさで描かれていることがわかります。
展示空間の雰囲気
今回の美術展は、かなり来場されていた方が多かった印象でした。
会場内は全体的に落ち着いた雰囲気でした。柔らかい光を使って演出されており、観賞に集中できました。
まとめ:日常に持ち帰ったもの
室内の絵画に焦点を当てた今回の展覧会。
丁寧な光の描写により穏やかな雰囲気を感じられ、新たに知る魅力がありました。
また、「アパルトマンの一隅」は、
影を描いた深い青の色合いがとても印象に残り、モネが感じている空気感が鮮やかに閉じ込められていると感じました。
屋外を描いた他の作品とは一味違う魅力があり、モネが描くさらなる一面を観たいという方にぜひおすすめしたいです。
■ インフォメーション(基本データ)
- 場所: 国立西洋美術館
- 会期: 2025年10月25日〜2026年2月15日
- 公式サイト: https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2025orsay.html
アイキャッチ画像:クロード・モネ『アパルトマンの一隅』(一部をトリミングして使用)
